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アニメ・まんがなどを中心に好き勝手なことを書いてます。
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中島梓先生と栗本薫先生が亡くなりました。
享年56歳。早すぎる終焉です。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 NHK BSでグインサーガが始まったばかりということもあり、この大河小説が未完に終わることは、ほんとうに残念です。
 
 今、私の手元には昭和60年に発行された『今、危険な愛に目覚めて』(集英社刊)という、栗本薫選の耽美小説アンソロジーがあります。

 その解説で、ご本人が「栗本薫と耽美小説という結びつきを、或いは意外なものに思われる読者もあるかもしれない」と書かれています。

 当時は、BLという言葉はまだなく、「JUNE」に代表されるような作品は「恋愛」とは認められず、ただ「耽美」と称されて、特殊な健全でない作品が特殊な女子にひそかにもてはやされている、くらいに扱われていたように記憶しています。

 そんな時代に栗本薫と耽美小説の関係を「それは何のふしぎもないばかりか、最も当然な結びつきに思われるであろう」と認め、擁護者として名乗りを上げてくれたことに、拍手喝采したものでした。

 以来、栗本薫名の小説、中島梓名のエッセイや評論を楽しみ、励まされてきたのでした。

 彼女はいつも、北極星のように輝いていました。
いつも、空高くにいて道を示してくれる指導者、沈むことのない星だと思っていたのです。
 それが、こんなに早く堕ちるとは。

 最近では、読書の量も減り、新刊のチェックもしないことが多くなっていました。

 怠慢な一読者ではありますが、心より追悼の意を表させていただきます。
 
 ありがとうごさいました。どうぞ、安らかに眠ってください。
 
 

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